こちらでセミリタイアするまでのロードマップを紹介しました。
セミリタイアするためにはお給料の代わりとなる収入を生み出すために資産運用が必要不可欠です。
世の中には様々な資産運用がありますが、どれを選べばよいのでしょうか。
ここでは私と同じ30代会社員に向けたセミリタイア向け資産運用の選び方のポイントと
私が実践してみて実際に利益が出て継続している資産運用と試してみたけど上手くいかずに止めた資産運用の両方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
セミリタイア向けの資産運用のポイントは?
セミリタイア向けの資産運用を選ぶ時のポイントは3つあります。
- ほったらかしで運用できる
- リスクリターンが調節できる
- 複利運用がしやすい
それではそれぞれどのようなポイントなのか解説していきます。
ほったらかしで運用できるもの
ロードマップで紹介したように、資産運用の元本を増やすために可能な限り残業をしてお給料を稼ぎます。
そのため、平日はほぼ仕事に時間を使うことになり、手間のかかる種類の資産運用はできません。
また土日は基本的に相場も動いておらず、土日に何か資産運用をしようとしても難しいです。
そのため、平日仕事をしながらでもできるような基本的にほったらかしでOKな資産運用を選ぶことが必須となります。
リスクとリターンを調整できるもの
出来るだけ早くセミリタイアしたいので、少ない資金でも効率よく資産運用したいです。
そのため、出来ればレバレッジを掛けられる商品の方が少ない資金でも効率よく資産運用することができるため、レバレッジを掛けられる商品で、自分が納得できる範囲でリスクを取りつつリターンを追うと効率がよくなります。
レバレッジとは
レバレッジとは「てこの力」のことを指し、資産運用では少ない資金を預けて、資金以上の商品を買ったりすることのできる仕組みです。
株式の世界では信用取引がレバレッジにあたります。
普通は持っている資金以上の商品を買うことができない代わりに、買った商品が廃止にならない限りはずっと保有し続けることができます。
そのため、買った時より値下がりしたとしても、保有し続けていればそのうち値段が上がってくることが期待できます。
レバレッジは少ない資金で多くの商品を買うことができるメリットがある一方、予想外の相場となった時に強制的に売却されて損失が確定してしまうデメリットがあります。
そのため、何も考えずに多くの商品を買うと少し予想外の相場となっただけで、資産を失うことになります。
しかし、例えばリーマンショックなどの経済危機が起きても平気なくらいを想定して、きちんとリスクを考えて利用する分にはとても優れた仕組みであると思います。
レバレッジを掛けて商品を購入するときは中リスク中リターンくらいで、長期的に見ても自分が安心できるような範囲で利用することがとても大事になります。
複利運用しやすいもの
複利運用出来れば、資産運用しながらも、得た利益をさらに投資することで、資産増加のスピードをどんどん加速させることができます。
そのため、ある程度少額で複利運用出来るような資産運用が好ましいです。
まとまった資金がないと複利運用できない場合、お金が貯まるまで待つ必要がありますので、貯めている間にお金が働かず、資産を増やす効率が悪くなってしまいます。
例えば100万円からスタートして、年利10%ほど稼げる資産運用があったとしましょう。
Aという資産運用は10万円からスタートでき、毎年利益を元本に足して複利で運用ができます。
Bという資産運用は100万円からスタートできるもので、10年間利益(10万円×10年)を貯めて100万円になったら複利で運用できるとします。
この2つの資産増加のスピードを比べるとこのようになります。
| 資産運用A | 資産運用B | |
|---|---|---|
| 1年目 | 110万(元本100万+累計利益10万) | 110万(元本100万+利益10万) |
| 2年目 | 121万(元本110万+利益11万) | 120万(元本100万+利益20万) |
| 3年目 | 133万(元本120万+利益13万) | 130万(元本100万+利益30万) |
| 4年目 | 146万(元本130万+利益16万) | 140万(元本100万+利益40万) |
| 5年目 | 160万(元本140万+利益20万) | 150万(元本100万+利益50万) |
| 6年目 | 176万(元本160万+利益16万) | 160万(元本100万+利益60万) |
| 7年目 | 192万(元本170万+利益22万) | 170万(元本100万+利益70万) |
| 8年目 | 209万(元本190万+利益19万) | 180万(元本100万+利益80万) |
| 9年目 | 228万(元本200万+利益28万) | 190万(元本100万+利益90万) |
| 10年目 | 248万(元本220万+利益28万) | 200万(元本100万+利益100万) |
資産運用Aの方は利益が10万円貯まる度に元本を増やしていきます。
反対に資産運用Bは元本が増やせずに利益をずっと貯めこんでいる状態です。
資産運用Aは出た利益をすぐに元本に足して、元本が増えた状態で資産運用しすることで、
年利は10%で変わらずとも稼げる金額が元本に比例してどんどん増えています。
資産運用Bと比べても200万までの到達スピードが速いです。
そのため、出来るだけ少額で複利運用できるような資産運用の方が資産増加のスピードが速いためセミリタイアに向いているといえます。
セミリタイアを目指すのにおススメの資産運用
これまで私が実践してみた資産運用の中でセミリタイア向けにおススメのものを紹介します。
また逆に試したけどセミリタイア向けではなく止めてしまったものも併せて紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
セミリタイア向けおススメの資産運用2つ
FX自動売買
FXとは外国の通貨を売り買いすることで利益を出す資産運用です。
例えば1ドル100円の時に買って、110円になったら売れば10円の利益になる、といったものです。
そして自動売買とはあらかじめアプリなどから設定をしておけば、ほったらかしにしても設定の通りに買ったり売ったりを繰り返して利益を出してくれるシステムのことです。
FXの自動売買システムもいろいろな会社が無料で提供していますが、マネースクエアが提供しているトラリピがおススメです。
他にも似たようなものにアイネット証券のループイフダンやインヴァスト証券のトライオートFXがありますが、基本的な考え方は同じなのであとは好みの問題かと思います。
私は一番最初に触ったのがトラリピで、FXの自動売買システムの中で老舗なので安心して利用できるということもあり、一番おススメです。
トラリピは先に挙げた例の通り1ドル100円になったら買って、110円になったら売って10円の利益、という売買を自動でひたすら繰り返してくれるものです。
さらに120円に売る設定にして利益が20円出るようにしよう、とか100円の次は101円でも買うようにしよう、など細かい設定をすることができます。
一度設定すればほったらかしでOKで、長期的に安心できるくらいのレバレッジで運用することができます。
具体的にはリーマンショック級の経済危機がまた起こっても問題ないくらいのリスクで私は運用しています。
あとから設定を追加して複利運用もしやすく、おススメポイントをすべて満たしているため、おススメの資産運用となります。
FXの自動売買というとEAと呼ばれる個人が作ったプログラムで自動売買をするものもありますが、こちらは全くおススメできません。
月利40%!のようなうたい文句で公開されていることもあり、私も試してみましたが、短期的な目線で売買していることが多く、ほったらかしにしていると気づいたら資金が無くなっていた、ということが2度もありました。
どのような判断基準で売買しているかも公開されていないので、急に含み損が膨らむこともあり、安心してほったらかしできず、あげくには最初は利益が出るものの、そのうちマイナスになって終了、というパターンしか見たことがないので全くおススメできません。
ETF自動売買
ETFとは投資信託のことで、様々な会社の株の詰め合わせのことです。
投資信託は個別の会社の株とは異なり、常に成長している会社の株の詰め合わせとなっているので、基本的には値上がりし続けてくれる商品です。
そして、こちらは先に紹介したトラリピの投資信託版になります。
考え方も同じで、株が1つ100円のときにかって110円になったら売って10円の利益、という売買を自動でひたすら繰り返して利益を出す資産運用です。
こちらはインヴァスト証券が無料で提供しているトライオートETFというシステムを利用することで実現できます。
また株と言っても個別株ではなく投資信託なので、会社が倒産して株価が0円、ということもないのが良いポイントの一つです。
こちらも基本的には一度設定すればしばらくほったらかしで、長期的に安心できるくらいのレバレッジで運用することができます。
あとから設定を追加して複利運用もしやすく、FX自動売買と並んでおススメポイントをすべて満たしているため、おススメの資産運用となります。
セミリタイア向きではない資産運用
株式投資
同じ株でもこちらは個別の会社の株式を買ったり売ったりして利益を上げる個別株の売買です。
私が実践した中で一番おススメできません。
私だけかもしれませんが、日本で資産運用というと企業の株を買ってみる、というイメージが強い気がします。
株を買うと売買して利益も出せるし、配当や株主優待ももらえる、といった話をよく見る気がします。
私も試してみましたが、そもそもどの株がこれから値上がりして利益が出るのかわからず、調べるにも何を見たらよいか分かりませんでした。
なので、まずは優待目的で株を買ってみたり、高配当の株を買ってみたりしました。
運よく値上がりして少し利益を出すことができた銘柄もありましたが、買った後に下落してずっと塩漬け、結局戻りきらずに売って損をしたといった銘柄もありました。
インベスターZなどの漫画でも企業を徹底的にリサーチして株の売買で利益を出す、といった描写がよく見られますが、あまり初心者向けではなく再現性も低い資産運用だと思います。
セミリタイアを目指すのにおススメとなるほったらかしでOKとは真逆であり、私も痛い目を見た資産運用なので、初心者が手を出すものはなさそうです。
外貨預金
次におススメしづらいのは外貨預金です。
外貨預金とは外貨を預けておくと金利がもらえて利益が出る、という資産運用です。
銀行にお金を預けていると金利でお金がもらえるように、日本円を外国のお金に換えて持っておくと、金利で配当のようにお金がもらえます。
よく銀行でおススメされている外貨預金は手数料が高すぎるので論外ですが、
自身でFXの証券口座を開いて外貨を購入するのであれば、外貨預金としては悪くありません。
私もみんなのFXという証券口座を開いて、金利目当てで、高金利通貨であるトルコリラやメキシコペソを買ってみました。
理論的にはほったらかしでOKで、レバレッジも適度にかけられる、複利運用も1通貨(日本でいう1円)から出来る、と本命のような感じでした。
しかし実際にやってみると、これまで史上最安値である、とされていた値段を短期間で更新されて予想外の相場となり、失敗してしまいました。
レバレッジを掛ける際に史上最安値まで下がっても大丈夫、というリスク管理をしていたため、短期間に史上最安値を更新されたことで、資金が足りなくなりロスカットされてしまいました。
高金利通貨は金利の高さとお給料のように定期的な収入が魅力ですが、リスク管理が非常に難しいです。
特に大きな経済ショックが起きているわけでもないのに、最安値をどんどん更新するため、どこまで下がるのかが全く分からず、魅力よりも不安の方が勝ってしまいました。
そのため、理論的には良さそうに見えますが私の資産運用のスタイルには合わなかったように思います。
ネットでも高金利通貨の資産運用が紹介されていたりしますが、実際にそれでセミリタイアなど成功されている方は見かけたことがない気がします。
投資信託
最近はつみたてNISAなどの制度が始まったことで投資信託という商品も広まってきたように思います
投資信託とは様々な企業の株の詰め合わせで、成長している企業だけを詰め合わせるのが基本なので持っているだけで徐々に値上がりしていき利益が出る資産運用となります。
個別の企業の株を売買するよりもいろいろな企業の株の塊を売買するようなものなので、会社が倒産して価値が無くなった、ということがないのが安心ですね。
ただその代りに値動きは個別の株よりもマイルドなので、頻繁に売買するようなものではない商品です。
つみたてNISAという制度が出来ている通り、投資信託は長期的な資産形成には非常におススメの商品です。
正直なところ、初心者が最初に手を出す資産運用としては投資信託が一番良いと思います。
ただし銀行でおススメされるのは手数料が高すぎるので、自分で証券口座を開いて買うのが大前提です。
長期的な資産形成にはおススメの投資信託ではありますが、セミリタイアを目指すのには利益を得るスピードが遅すぎるため、セミリタイアを目指す、という観点でみるとおススメから外れてしまう、といったところです。
長期的な目線で老後の資金を貯めるのが目的であれば、投資信託だけでOK!といえるほどおススメではあります。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーはシステムに合わせた予算を入金することで自動で資産運用をして利益を出してくれるシステムです。
イメージとしては投資信託が近いと思いますが、投資信託が株の詰め合わせであるのに対して、ロボアドバイザーは株をベースに債権や不動産、金なども購入したりします。
購入する商品の選定やバランス配分などは自動でやってくれるため投資信託とならんで初心者にはおススメです。
ただこちらも資産運用の手法としては投資信託と同じ様な感じで、毎月積み立てて長期的に資産形成をしていくには非常におススメですが、セミリタイアを目指すには利益を得るスピードが遅すぎるため、おススメから外れてしまう、といったところです。
商品自体は素晴らしく、私がウェルスナビのロボアドバイザーを少額で試した際、1か月後にコロナショック、という最悪の状況でしたが、半年程度でプラスに代わっているのでなかなか優秀です。
仮想通貨
仮想通貨とは暗号資産とも呼ばれる実物のないデータ上の通貨です。
最近少しづつ広まってきた資産運用ではないでしょうか。
こちらも試しては見ましたが、商品としては個別株の売買と同じでした。
どの通貨を買えば値上がりするのかが分からず、買ったと思ったら暴落して、買った価格まで戻るまで塩漬けにして、
プラマイゼロにできたと思ったら暴騰したりと、仮想通貨の売買はほったらかしで出来る資産運用でありませんでした。
ほったらかしでやるのであれば、毎月積み立てで少しづつ買っていく手法になりますが、
こちらはこちらで投資信託の積み立てと同じような形になるので、セミリタイアを目指すにはあまり向いていない資産運用でした。
まとめ
セミリタイア向けの資産運用を選ぶ際のポイントと私が実践した中でおススメの資産運用を紹介しました。
選ぶ時のポイントはこの3つになります。
- ほったらかしで運用できる
- リスクリターンが調節できる
- 複利運用がしやすい
また私が実践した中でおススメなのはマネースクエアが提供しているFX自動売買のトラリピとインヴァスト証券が提供しているトライオートETFでした。
逆におススメできない資産運用の中で一番は株式投資で、個別株の売買は初心者には全く向いておらず、セミリタイア向けとしても向いていない資産運用でした。
またポイント満たしていても、実は詐欺だった、という資産運用もあったりするため、選ぶ際には注意して選ぶ必要もあります。

